2023/2/28

4月からのワクチン変更点

札幌も気温があがり雪が溶けはじめました。
高校や大学の入試もほぼ終わり、あとは祈りながら春を待つのみですね。
 
さて、ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、2023年4月より、これまで生後3ヶ月から接種していた4種混合ワクチンが、生後2ヶ月から接種可能になります。
 
生後2ヶ月から接種するワクチンとして、ロタ・B型肝炎・ヒブ・肺炎球菌がありますが、晴れてすっきりと4種混合も一緒にスタートできるというわけです。
 
4種混合ワクチンとは、ジフテリア・破傷風・百日咳・不活化ポリオの混合ワクチンです。これらの中で、百日咳という感染症は生後早期にかかってしまう赤ちゃんがある一定数いらっしゃいました。
百日咳は、成人年齢になってくると抗体価が落ちてくるため、咳が長引いている場合は軽症の百日咳のことがあります。同居している方が百日咳の場合、ワクチン接種前の小さい赤ちゃんがかかることが稀ならずあるのです。
 
最初は軽い咳から始まり、少しずつ症状が悪化していきます。抗生剤が効きますが、発熱もない赤ちゃんに百日咳を疑わない限り抗生剤を出すことはあまりなく、症状がゆっくり進行し無呼吸や咳が持続して止まらない症状がでて入院することもあります。
 
ワクチンである程度防げる感染症のため、接種可能年齢が3ヶ月から2ヶ月になることはとても大きな意義があるのです。
また、来年度の途中からは4種混合にヒブを入れた5種混合ワクチンが開始される予定もあります。針を刺す回数が一個減れば嬉しいですね。
 
また、子宮頚がんのワクチンも、4月からシルガード9という9価のワクチンが公費負担で接種できるようになります。
 
子宮頸がんおよびその前がん病変、外陰上皮内腫瘍、膣上皮内腫瘍、尖圭コンジローマの発症に関係している、HPV6,11,16,18,31,33,45,52,58型の感染を予防するワクチンです。このワクチンを接種することにより、日本人の子宮頸がんのHPV型の88%をカバーできるそうです。
現在は4価のガーダシルと2価のサーバリックスが公費適応になっていますが、選択肢の幅が広がるのは喜ばしいことですね。
 
子宮頸がんのワクチンは、大事なワクチンであるにも関わらず、長く接種勧告が差し控えられた期間があり、多くの女性が受けていない現状にあります。
そのため、定期接種では小学6年生~高校1年生の年齢に相当する女性が対象ですが、令和4年4月1日~令和7年3月31日の期間において、キャッチアップ接種対象者の方(平成9年4月2日~平成20年4月1日生まれの女性)も公費で接種できます。
シルガード9の接種の詳細がきまりましたら予約を開始いたします。
 
ワクチンで予防出来る感染症をしっかり予防することが、健康に生きていくことや医療費の削減にもつながります。
 
3月末までに受ける年長さんのMRワクチンなども忘れないように接種しましょう。
 
それでは皆様元気でおすごしください。