2022/8/14

8月13日の土曜当番

昨日は札幌市小児科の土曜午後当番でした。
 
近隣のクリニックが夏期休診のところもあり、午前中も一般外来、発熱外来とフル回転で診療を行いました。12時までの通常診療の受付を終了した後から、午後の受診を待つ方々が並び始め、13時の受付開始までには開院以来見たこともないような長蛇の列…。
 
当日まで患者さんが多いことを予想して、電話なしで来院順に診療を行うこと、レストラン方式の名簿や半券など作成すること、なるべく車に戻さないように院内をくまなく使用しトリアージすることなど工夫していたつもりでしたが、院内に誘導できる人数にも制限があり、結果、沢山の方々を受付前、また受付後にもお待たせすることになってしまいました。電話もずっとなり続け、コロナの検査人数も多く、スタッフ全員がフル活動でした。
 
お休みで庭仕事をしていた藤島クリニックの院長もボランティアでかけつけ、車の整理や外で待つ方の対応を手伝ってくれましたが、小児科当番としての役割なので成人対応できない説明に対して怒ってしまう方や待ち時間が長すぎると訴える方など沢山いらっしゃったようで大変だったようです。
 
並んだ方の人数が多すぎたため当日見れるキャパシティを超えると判断し、17時の前に並んだ方も途中でお断りをする判断をしてくれましたが、最終診療が22時半頃となってしまいました。診察するお子さんも眠くて疲れて寝てしまい、長時間待った親御さんたちもとても疲れていたと思います。ですが、お待たせしてすみません…という言葉に労いの言葉をかけてくださった方もいらっしゃいました。本当に時間がかかってしまい申し訳ありませんでした。
 
そこから事務処理、清掃、コロナ陽性の方の札幌市への登録を終え全てを終了したのが夜中の1時前となっていました。朝から勤務したスタッフもとても疲れていたと思います。それでも最後まで患者さんのために頑張り続けたスタッフを誇りに思います。私も帰宅後疲れ果て、お風呂で沈んでおぼれてしまいそうでした。
 
当番当日にクリニックのお問合せにメールが届いていました。
 
”今日、屋外でずっと並んで待っていたのに、何十分も経ってから受付できないとの知らせ。あんな暑い中、体調も悪い人も待っていたのに、なぜあんなタイミングでしか知らせられないのか。
キャパシティを超えていたのなら、当然にもっと早く言うべき。
患者を何だと思っているのか。
小児科がすることじゃない。
あんな対応しかできないのなら、休日診療するな。
反省しなさい。”
 
せっかく来院してくださったのに全ての方の診察をすることが出来なかったことを、とても心苦しく思います。そして診療中に院長として受付を止めるタイミングを瞬時に判断できなかったことを深くお詫びいたします。
 
ですが休日診療をしないわけにはいきません。
コロナが終息するまで、まだまだ発熱外来は続きます。
家族がコロナ陽性で濃厚接触者に該当し出勤できないことも多く、お互いカバーするためにスタッフ全員本当に頑張ってくれています。
私たちは、地域の小児科クリニックとして、今出来ることを精一杯やっていこうと思います。行き届かない面も多々あるかと思いますが、日々皆様の要望に応えられるように最大限努力します。
気になることがありましたらどうぞお知らせください。
 
明日からの2日間クリニックは夏期休診となります。
8月14日から16日は小児科休日当番の受診をお願いいたします。
17日から通常診療となりますが、水曜日のため午前診療となりますのでお間違えのないように受診をお願いします。
 
2日間ゆっくり過ごしてパワーをため、8月中旬以降も元気でお会いしたいと思います。